開発に派遣が重宝される歴史的背景
派遣で開発の仕事に就くには、最低限知っておくべき歴史があります。
ITにおける開発の歴史はコンピュータの普及に始まり、プログラミング言語や手法の進化によって大きく変化してきました。以下では、主要なマイルストーンと最新のトレンドについて説明します。1950年代から1960年代にかけて、コンピュータは大規模な企業や政府機関に導入されました。主に数値計算や科学技術分野で利用されることになります。この時期には機械語やアセンブリ言語が主流のプログラミング言語であり、開発作業は非常に手間がかかるものでした。
1970年代には、高水準言語の登場によって効率化されました。代表的な言語としてはFORTRANやCOBOL、BASICなどがあります。この時期にはソフトウェア開発のライフサイクルが確立され、新しいモデルなどの手法が提唱されました。1980年代にはパーソナルコンピュータの普及によって、一般の人々利用するようになりました。この時期にはGUIが登場し、ユーザビリティが向上しました。C言語やC++言語などのオブジェクト指向言語が作られ、再利用性の高いコードを書くことが可能になったのです。1990年代になると、インターネットが普及します。ここからはWebアプリの時代です。JavaやJavaScriptなどの言語が登場し、クライアントとサーバの両側で利用されました。アジャイルなどの新しい手法も提唱され、プロセスがより柔軟になりました。
2000年代以降から、派遣でもこの業界の仕事に就けるようになってきます。そのきっかけがモバイルデバイスの普及です。モバイルアプリが主流になったのが理由でしょう。加えてビッグデータの解析やAI(人工知能)技術の発展によって、データ駆動型の開発が一般的になってきました。このように分野が多岐にわたってきたので、派遣での求人が増加したという傾向があります。
コメントを残す